1月6日朝、新聞に掲載された「ラタナキリ行き臨時便」乗客募集の広告に目が留まりました。ラタナキリはカンボジア東北部に位置する、ラオス・ベトナム国境のジャングル地帯。以前から気になっていたのですが、ガイドブックにもほとんど記載がなく躊躇していた場所でした。通常より5ドル安い”50ドル”と言うのもちょっと魅力で、これはチャンスと即日申し込み、翌7日の水曜日にはポチェントン空港に立っていました。 |
上空から見たゴルフ場 : ラタナキリ行き機内より |
前日市場で購入したロンリー・プラネット/カンボジアを片手に搭乗口まで行ってみると、乗客はたったの7人! 何でも新聞社の「ボスを迎えに行くための臨時便」なのだとか。通常は月曜と金曜の週2便ですから、「金曜日まで待てない」と言う事なのでしょう。
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10時10分に飛び立った飛行機は、コースデビューを果たしたゴルフ場の上空を通り、メコン川に沿うように東北へと進んでいきます。低空飛行と良好なお天気のため遠くまで見渡せ、機内の誰もがその移り行く風景に見とれているようでした。 |
少数民族の部落の上をかすめる |
30分ほどでメコン川を離れ、森林地帯に入りました。森林、と言っても伐採され赤土がむき出しになった場所が、パッチワークのように点在し、所々には煙も上がっています。焼畑なのでしょうが、上からみるとそれが森の火傷の跡のように見えてしまいます。やがて機は高度を下げ、部落に突っ込むようにラタナキリ空港に着陸しました。
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駅舎のように可愛らしい、ラタナキリ空港 |
『山岳少数民族が居住し、カンボジア最大の国立公園がある。カンボジアで最も美しいと言われる火口湖があり、ジャングルの中に滝が点在している。』と言うこと以外、宿泊施設や交通手段などの情報を全く持ち合わせていませんが、とにかく町に出てみましょう。 |