タイ国立博物館

 チャオプラヤー川に沿って、国立博物館、王宮、ワット・ポーなどが立ち並ぶこの一角はバンコク観光のメッカ。ただ中心街からは離れているので、到達するにはバンコク名物の大渋滞を覚悟しなければなりませんでした。渋滞解消対策の一つスカイトレインですが、この地域には通っていないのが「残念!」です。
寺院風外観の国立博物館本館
寺院風外観の国立博物館本館
 かつて「副王の宮殿だった」と言うだけあって、いくつかの展示館が広い敷地内に点在しています。建物を巡るだけでも1時間はかかりそうですから、先史時代のバーン・チアン遺跡の出土品から現代まで、解説文を読みながらじっくり見学しようと思ったら半日は必要でしょう。中には軽食レストランもありますので、安心してお出かけ下さい。
釈迦の説法を象徴した石の法輪
釈迦の説法を象徴した石の法輪
 巨大な石のお金のようなこの物体。最初は何だか判りませんでしたが、前に置かれた鹿の彫刻を見て、「アッ、チベットにもあった!」。これが有名な「釈迦の初説法を象徴した」と云われる「石の法輪」だったのですね。博物館内部は写真撮影禁止ですが、幸いこの「法輪」は入り口付近にありましたので、展示室外からパチリ。ベンチが邪魔して判別しにくいのですが、釈迦の説法に耳を傾ける鹿の姿、想像力を駆使してご覧下さい。

法輪:『仏教の教化が衆生の悪を砕き、各地に伝わるのを車輪に例えていう言葉。「石の法輪」は釈迦の最初の説法を表すと、とされている。 − 広辞苑より − 』

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