お弁当

 夜食の時間が過ぎると照明が暗くなりました。荷物の管理にちょっと不安もありましたが、疲れていたのかいつのまにか寝入っていたようです。どこかで聞いた懐かしい曲に誘われて眼を開けてみると、外には薄紫色の朝が広がっていました。何故この曲なのかわかりませんが、列車は「ドナドナ」の伴奏つきで、深い朝もやの中を北に向かって走り続けます。
お昼にはこのお弁当が出てきました
お昼にはこのお弁当が出てきました
ご飯に鳥の香味揚げ、スープに漬物風の野菜、そしてお菓子と水
 一瞬、時空を超えた浮遊感に浸っていましたら、急に車内がざわつき出し、配られた朝食(機内食風のサンドウィッチ)と共にグッと現実世界に引き戻されました。そして、お昼には写真のランチが出てきました。ご飯に鳥の香味揚げ、スープに漬物風の野菜、そしてお菓子と水。予想に反し中々のお味。これらは料金に入っているようで 総て「無料」。夜行列車が食事付きだなんて知らなかったので、とても得した気分です。

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