右手にこの棚田が見えてきた時、思わず足が止まりました。音楽でも聞こえてきそうな妙なる曲線は、村の人たちが長い年月かけ築き上げてきた生活の証。うっとりと眺めていると「さあ、これからあの村に行きますよ」とガイド氏。ここが最初の訪問地、ラオチャイ(Lao Chai)村でした。 |
音楽でも聞こえてきそうな妙なる曲線、ラオチャイ(Lao Chai)村の棚田 |
急な斜面につけられた小道を、山腹にある小学校や民家を見学しながら降りて行きますと、下の広場に人が集まっているのが見えてきました。「何か集会でもあるの?」と聞くと、「あなたを待っているんですよ」。「エッツ!?」。ガイド氏の言うとおり、それは自分達の作った手工芸品を売りつけようと、観光客を待ち構えていた村人達でした。
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ここから先はどこに行っても、それぞれの作品を手にした彼らの猛攻撃が待っています。民芸品は大好きですから、見るもの見るもの欲しくなりましたが、買えばその時点から自分で持ち歩かなければいけません。まさかこんな状況とは知りませんので、既に先の民家で一枚購入済み。残念ながら2枚目以降は諦めました。 |
ラオチャイ(Lao Chai)村の売り子さんたち |
でもこのおばあちゃんの作品、色合いも図柄もまあまあで、できたら買ってあげたかった。ちなみにベットカバー大の刺繍布で10ドル、約1200円ほどなんですから安い。次にチャンスがあったらトレッキングではなく、布の買出しに来たいものです。 |