第4代皇帝トゥドゥック帝の廟を急ぎ足で拝観(ボートを降りてから20分も歩くのに制限時間は1時間!)、ボートは第2代皇帝ミンマン帝の廟近くの波止場に到着します。正門から古墳のような皇帝のお墓まで一直線上に建物、門、橋が配置されていますので、参拝者は奥へ奥へと導かれていくことになります。 |
最初の池にかかる橋付近からの眺め |
この写真は最初の池にかかる橋付近からの眺め。この奥に三日月形の池がありそこを渡ってやっとお墓にたどり着くという構成になっています。「美の回廊」で上空から各帝廟を撮影したシーンがありましたが、直線的な構成の妙、池に浮かぶ小島(そしてその上の建造物)とそれをつなぐ橋の美しさで印象的で、ミンマン廟は特に印象に残っています。ここだけは「上空から見てみたい!」ものです。
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ここでも、もボートを降りると子供たちが寄ってきて手をつないでくる。そして「ペンはある?」「キャンディーは?」「お金がないからお金ちょうだい」とねだったり、土産や飲み物を売っている親のところに連れて行くかです。このフレーズは旅行中どこでも、まるでわらべ唄でもあるかのように聞こえてきました。
境内に入ると今度は茶店の客引きです。拝観時間が制限されているのでだんだん、「静かに鑑賞したいから構わないで」と怒鳴りたくなってきます。旅行者の中には、すぐ手をつないでくる子供たちとのスキンシップを「好き」という人もいましたが、私は時と場所と相手を選ぶ「権利」をこちらにも持たせて欲しいと思いましたね。 |