寺院の地図に後2つの洞窟寺院が記されていたので、斜面に蛇のように続くこの参道を辿ってみました。第2洞窟を過ぎると参道は途切れ、何時の間にか山道に入り込んでいました。それでも「もう一つ洞窟があるはず」と汗だくで歩いていくこと20分、どうにか第3の洞窟に到着したのですが・・・、「エーッ、閉まっているじゃない」。”骨折り損のくたびれ儲け”の1時間になってしまいましたが、道中の景色は「最高!」でした。 |
第2洞窟への参道とピンダヤ湖方面の眺め |
これで戻るのかと思いましたら、車は洞窟寺院の直下にある傘作り工房の前で止まりました。そういえば「ピンダヤ特産の傘」とガイドブックに出ていましたっけ。ここでは傘に張る紙作りから始まって、本体の部品作り、組み立て作業と順に見せてくれました。見て驚いたのがその簡素な道具類、特に竹と縄を組み合わせて自作された轆轤(ろくろ)です。
物を作ろうと思う時道具が揃わないと、「・・がないから出来ない」と諦めてしまいますが、工夫すればかなりのことが出来るんですね。ミャンマーの方々の生活ぶりには「見習わなければ」、と感心することが多かったのですが、ここもその一つ。良いものを見せてもらったお礼に、お坊さん用の褐色の傘(1000チャット、200円弱)を買わせてもらいました。 |