ニュース映像などでミャンマーの金ピカのパゴダを見て、「貧しい国と聞いているのに、なぜ金を?」と疑問でした。こちらに来て、人々がパゴダや仏像に金箔を貼る姿を目の当たりにし、それが「功徳を積むため」と知ってもやはり不思議な風習です。 | |||
竹の皮に挟んだ金を、5時間も(交代で)叩きつづけて伸ばす |
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今回ひょんなことから、マンダレーの金箔工房見学の機会を得ました。工房と言っても機械設備があるわけではなく、6畳ほどの小屋の中で若者達がハンマーを振っているだけ。薄紙(竹の皮)に挟んだ金を延ばすのに、何と5時間も(交代で)叩きつづけるのだとか。 | |||
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彼らの一日の労賃は1000チャット(200円弱)と聞きました。他業種の賃金を知りませんので、これが高いのか安いのか判断できませんが、重労働だと言うことだけは判ります。若者達にとってもかなりキツイ仕事でしょうに、皆陽気で楽しそう。
次に案内されたのは、別棟の2階にある仕上げ行程の作業場。こちらは若い女性ばかりで、最後に赤い縁取りをした台紙に延ばした金を貼り付けて、お寺で売られる金箔の完成です。実際にパゴダに金箔を貼る様子は、チャイティーヨーでご覧下さい。 |