館内で最も興味を覚えたのは、3Fの「服飾と文化」フロア「トンボ玉のネックレス」の展示と解説コーナーです。様々な模様のトンボ玉の、一つ一つに籠められた伝説と意味を知ると台東史前館のイラストや海生館で買ったネックレスの意味もわかってきました。謎解きをしているようでワクワクドキドキ、写真が撮れなかったのが本当に残念でした。 | ||
海生館で買ったネックレス 中央が「高貴の珠」、両サイドが「土地の珠」 |
||
ではガイドブックのトンボ玉の説明文と、自分が海生館で買ってきたネックレスを照合してみることにします。調べた結果、中央が「高貴の珠」、その両側が「土地の珠」の模様と判りました。参考までに史前館のイラストを並べておきますね。 | ||
|
||
☆高貴の珠:美と高貴を意味する一番貴重な珠で、頭目の身分を証明するもの。首飾りを作るときには中央に来るように配置される。 ☆土地の珠:土地を所有していることを意味する珠。土地に不満を持つものがいたらこの珠を見せて所有権の証明とする |
||
地下1階に降りて行くと、そこは「信仰と祭儀」のコーナーでした。中央には映像シアターがあり、入り口の時間表(10:00から16:00まで毎時、最終16:30の1日8回上映)には「日本語字幕希望の方はフロントに依頼の事」と書いてあります。急いで一階に戻って次回の予約をし、日本語字幕で映像を見ることができました。
アニメーションは、アミ族漁師の冒険談と太陽の子神話の2本立てです。太陽の子のアニメを見ていて「アレッ、どこかで見たことがある!?」。これ台東の史前館のロビーで流れていたのと同じアニメでした。史前館で撮った画像でお話を要約しますと、 |
||
|
||
『かつて空には3つの太陽があり1日中大地を照らし続けて村人を困らせていた。3人の勇者が長い旅の末2つの太陽を射落とすと、1つは月に、1つは砕けて星々となった。太陽が1つになったので昼と夜の区別ができ、村人は安心して暮らせるようになった。』と言うものです。
上映時間は約15分、どちらのアニメもゆるキャラの登場人物なので子供でも楽しめそうです。ただこの時は、上階の展示室の見学を終えてからアニメの存在に気づいたので、次回の上映までかなりのロスタイムが生じました。このアニメを見るのでしたらチケットを買う時に予約を入れ、それにあわせて館内見学をした方が効率が良いと思いました。 |