仏国寺

 町の中心からバスで30分、「雲を飲んで吐く」という吐含山の麓には仏国寺、そして山頂付近には石窟庵があります。かつては壮大な伽藍を誇ったという寺院ですが、残念なことに16世紀末の「文録の役(壬辰の倭乱)」でそのほとんどを焼失、再建後の現在の規模は当時の10分の1なのだとか。
紫霞門に向かう2段構えの橋 : 白雲橋と青雲橋
紫霞門に向かう2段構えの橋 : 白雲橋と青雲橋
 戦火を免れた天界と俗世を結ぶ2つの橋。以前はこの橋を登って天界にあたる境内に入ったのでしょうが、保存のため現在は使用禁止、入り口は寺院右手にあります。紅葉を期待しての訪問でしたが木々の葉はやっと色づき始めた程度。紅葉に色どられたこの橋の写真を撮りたい方、見頃は10月下旬からのようです。

 ここの回廊も各伽藍も、柱の一本づつにペイントしてあってとてもカラフル。日本・韓国両国で英語を教えていたという、知り合いのカナダ人は双方の建築物を評して「日本はモノトーン(白黒)、韓国はカラー」と表現していましたが、「ナルホド」ね。

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