3日午前、プノンペンで邦人男性が殺害されました。その場所はといえば前日まで滞在していたボンケンコン地区で、事件があったのは食事や買い物に何度も訪れた通りです。帰国してみれば、実家近くの吉祥寺でも強盗殺人事件があったりして、世界のどこにいてもどんな事件に巻き込まれるかわからないな、と怖ろしく感じています。
カンボジアは間もなく雨季に入ります。一度スコールがあるとすぐに道路は冠水して車が動けず、市内はマヒ状態になることも多々ありました。そんな状況打開のため、昨年から排水設備設置事業が進められていています。市の南部から始まった工事は中心部に向かって徐々に北上、2013年3月現在、上述のボンケンコン地区に到達していました。
現場の立て看板には日の丸が見え、日本の援助で事業が進められていることがわかりました。異国で日の丸を見るのって嬉しいものです。とは言え、工事で通行止めになっている場所は幹線路と並行して走る主要道で、左側の塀はホテルの向かいにある高等学校のものです。ここが通れないので、ホテルに戻るのにグルリと迂回しなくてはならず、ちょっと苦労してしまいました。
現場に近寄ってみると、かなり深く掘り込んで大きな配水管が見えています。その大きさの比較にと、作業員が近くにいるところを撮っていたら「写真No!」「シッシ!」と、現場監督らしき人から犬のように追い払われてしまいました。現場の写真は企業秘密に触れるのでしょうか。でも日本だったら、まず怒られませんよね!?
工事期間は2015年10月までとなっていましたから、1年後も2年後の訪問時にもまだ工事中ということですね。完成が待たれるところですが、雨季のカンボジア訪問は避けているので効果を実感する機会はないかもしれません。その時は、プノンペン在住の友人に感想を聞いてみましょう。