アクロポリスの北東に広がるのプラカ地区は、入り組んだ街路を挟んで昔(風)の邸宅やタベルナ(飲食店)みやげ物店などが並ぶ旧市街。坂道、先の見通せない曲がりくねった通り、建物の上に突然顔を出すパルテノン神殿、と日本の城下町のような情緒のある一角です。観光客が多いので、朝から晩まで縁日のように雑多なざわめきに溢れていましたが、ここに来ると何故か落ち着きました。いつ行っても新鮮な”驚き”に出会える。プラカは、そんな魅力に満ちた街でした。 |
プラカ地区を流している、移動オルゴール屋さん |
本通りから風致地区への坂道を登っていくと、その正面付近に民芸博物館があります。間口は狭いのですが、5階建ての館内には、カラフルなギリシアの民族衣装や、細かな細工の手工芸品が豊富に収められています。入館者が少なく館内は静かで、雑音に煩わされず展示品を見て歩くことができます。お土産の品定めをする前に、散策の息抜きに、こちらで本物の良さを鑑賞するのも良いですよ。 |