デロス島

 『ゼウスの浮気相手レトの妊娠を知った妻ヘラは、彼女の出産の場所を与えることを神々に禁じた。そこでゼウスはエーゲ海の浮島だったデロスを固定、レトのお産の場とした。その時生まれた双子が、太陽神アポロンと狩と月の女神アルテミス』

 とギリシア神話で語っていますがギリシア神話に語られた「アポロン伝説の島」デロス。、この話の裏には一体どんな歴史が秘められているのでしょう?

BC7世紀に奉納されたという、大理石のライオン像
BC7世紀に奉納されたという、大理石のライオン像
 デロスというともう一つ忘れてはならないのが「デロス同盟です」。

 『BC5世紀、当時勢力をのばしてきたペルシアに対抗するため、アテネを盟主として結ばれたポリス国家間の軍事同盟のことで、この島に本部が置かれたためその名がつけられた』。 この小さな島(面積約3.5k平方メートル)に、ギリシア中の富が集まったというのですから、その繁栄は推して知るべしですね。

 現在この島は無人島で宿泊施設もなく、観光客は全員、ミコノスから「日帰り」で観光することになります。1997年当時、片道40分の船賃は往復で1600ドラクマでした。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です