アンティグア滞在中に出会った人に聞いて初めて、日本政府がペルーへの観光を勧めていないことを知りました。いわゆる、「邦人渡航自粛勧告」が出ていたのです。フジモリ大統領就任後の当時のペルーは、邦人がらみの事件が多発していましたから無理もありませんが、それを知っていたら計画を取りやめていたかも、と思うと「ここまで来てて良かった」と言う気持ちになってしまいました。 |
とは言え、情報集めに寄った日本食レストラン(確かZEN)で聞いた、ペルーの話は怖いものばかり。「トラブルに遭ってない人などいないのでは?」と思えるほどです。「4000ドル取られちゃったけど、命があれば安いものよ」と豪語するのは、定年退職後のんびり世界を回っている(羨ましい!)おば様。何度か盗難にあったと言う若者からは、「現金は分散させて隠し持っていった方が良いですよ。お勧めは靴底」とのアドバイスをもらいました。
この話を真に受け、「予行練習に」と早速靴の中敷きをはがし、ドル紙幣を数枚忍ばせてみましたが・・・、歩くたびに靴の中が気になって仕方がない。それに数日後に出してみたら、「アララ」少し印刷が擦れているではないですか。と言うことで、これは却下。その後はオーソドックスに、腹巻財布とバッグに分散形式に戻しましたが、あの彼、本当にこの方法で持ち歩いたのでしょうかね? |