ミトラ

 サポテカ人(ここに来て初めてその名を聞きました)が「永遠の休息場所」と呼んだミトラは、オアハカの南東50キロ、独特の幾何学模様のモザイク壁で知られる遺跡です。行ってみますと、そのモザイク壁の素晴らしさはもちろんながら、その建物配置や地下墳墓の存在などにも惹きつけられてしまいました。
独特の幾何学模様のモザイク壁と、鮮やかな紅が魅惑的なミトラ遺跡
独特の幾何学模様のモザイク壁と、鮮やかな紅が魅惑的なミトラ遺跡
 この壁に塗られた”紅”を見てクレタ島(ギリシア)のクノッソス宮殿や、日本の装飾古墳(福岡県王塚古墳)などを、「似ているな」と思い出していました。魔除けの意識も共通していたのでしょうか、洋の東西を問わず古代人の感覚は似ていたのかと思うと何か不思議な気がします。

 この建物の上部にもモザイク壁が見られますが、有名なモザイクのホールはこの内部、石柱の部屋の奥になります。

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