オアハカからパレンケへ効率的に移動するため、夜行バスを利用しました。乗り換えターミナルとして降り立ったのが、ビジャエルモッサ。ガイドブックを読むと何とここは、「メキシコ古代文明の母体になった」と言われる、オルメカ文明の故郷ではないですか。ちょっと得した気分になって、巨石人頭像や石碑などが見られるというラ・ベンタ遺跡公園へとタクシーを走らせました。 |
ビジャエルモッサにある、ラ・ベンタ遺跡公園入り口 |
公園の入り口付近は動物園で、そこを抜けると野外展示コーナーになります。巨大な頭が無造作に置いてあるのかと思いましたら、木々の間にポツリポツリと置かれた遺物は、空を見上げる猿の像・ジャガーの檻・神官の像に巨石人頭像と、一つ一つが造詣と変化に富んでいます。
ゆっくり見て歩きたかったのですが、鬱蒼とした深い森にたった一人(見学者が少なく園内が広いため)で犠牲者の祭壇などと向き合っていると背筋がゾクゾク。ついつい早足になってしまいました。この公園を一人で歩くのはちょっと怖かったです。 |