そこを抜けると東西100m、南北300mという陸上競技場のように広い中央広場と、それを囲うように配置された遺跡群に出ます。ご覧のように台地上に立つ遺跡で、平地のテオテワカンとはちょっと様子が違います。基壇上からは「ここで夕陽を見られたらな」と思うほどの、素晴らしい展望が開けます。
ただ残念ながらメキシコの遺跡は17:00閉門。時間がくると係員が見回りに来ますので、ここで日没までいるのは不可能。ヤグールはあまり人が行かない遺跡だったので、きっと目こぼししてくれたのでしょう。 |
南の基壇上より遺跡群とオアハカ盆地を見下ろす |
ここで見落とせないのが「踊る人」の浮き彫り。「踊っているように見える」ほど動きのある裸体男性像ですが、実際には裸にされた捕虜またはその死体を表わしていると考えられています。主なものはメキシコ・シティの人類学博物館に展示されていますので、ここまでくる時間のない方はそちらでご覧下さい。
ご覧のように広い遺跡、ピラミッドを登ったり降りたりしていると、2時間なんて「アッ」という間に過ぎてしまいます。ここで昼寝をしたい、もっと見ていたいとうあなた、指定された帰りのバスでなくとも乗れる、という話も聞きました。ただし、席はないし(20分間立っている)、片道分余計に払わされるとか。確認していませんが、それでもよろしかったらお試しを。 |