世界有数の規模と内容を誇るこの博物館はシティの西端、市民のオアシス”チャプルテペック公園”の一角にあります。入り口を入るとまず、絶えず水を降らせている巨大な円柱の出迎えに感激。炎天下を歩いて来たので、水しぶきが「チョー、気持ちいい!」。 |
国立人類学博物館に慈雨を降らせる、中庭の噴水 |
野生のトウモロコシを数千年もかけて品種改良し、その上に数々の文明を育んだ古代メキシコの人々。展示室を一巡して改めてこの噴水を見る時、ひたすら「水」を待ち望んだ彼らの願いを実感できます。強い陽射しと歩き疲れた体に水飛沫が心地良い。この噴水は現代人にとっても「慈雨」と言えるのかもしれません。 |