パルミラ夕景

 パルミラには柵がありません。ということは閉門時間も(入場料も)ないのです。これなら時間を気にしなくてすみます。遺跡をのぞむゼノビア・ホテルのカフェで、木陰を吹きぬける風を愛でながらボーッと日没を待つ、これも旅の醍醐味、至福の時です。
パルミラ夕景(四面門にて)
パルミラ夕景(四面門にて)
 砂漠化した都市にいると現在の水事情が気になります。で、「どうしているんですか?」。 「25mも掘れば水は出ますが成分が強くて飲み水にはならない。飲料水は近くのオアシスから買っているけれど、数年後にはユーフラテス川からパイプラインを引いてくれると政府が約束してくれた」とはタクシーの運転手さんの答え。

 「ユーフラテス」、なんて魅力的な響きなんでしょう。ここからどこに行こうか迷っていましたが、今決めました。明日は「ユーフラテス川へ行こう!」って。

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