小学校の運動会

 マレーシア旅行の頃からデジカメの動作が不安定になりだしました。間隔をあけて撮影すると問題ないのでだましだまし使っていましたが、?十年ぶりで行った運動会で上手く撮影できたのはわずか数枚。シャッターチャンスに画面が暗転してしまうもどかしさは想像以上で、熟慮の末(デジカメがないと不自由なので)修理に出すことにしました。デジカメ不調で1週遅れましたが、5月末にあった運動会の観戦報告です。

4年生による80m走
4年生による80m走

 久しぶりの観戦で「アレッツ?!」と思った点がいくつかありました。まず音楽がない。ダンス種目以外は徒競走でも音なしです。かつては「♪天国と地獄」とかアドレナリン出すような楽曲が流れていませんでしたっけ?次に、開会式・閉会式での校長の挨拶に近隣住民への配慮を示す内容が多かったこと。音楽がないのもご近所さんを憚ってのことかもしれませんが、盛り上がりに欠けることは否めませんね。そして、特に今昔の感が強かったのは騎馬戦と組体操です。

5,6年生による組体操「人間ピラミッド」
5,6年生による組体操「人間ピラミッド」

 騎馬戦では一騎に一人以上の先生が付き、騎馬の時や敗戦将の落下時にさっと手を貸していました。昔は?自力で騎馬し勝手に落ちていたような気がしますが、事故を未然に防ぐにはやむを得ない対策かもしれません。5,6年生による「組体操」は一人バランスが取れない児童が多いのに驚きました。「小学生にも足指が宙に浮きバランスがとりにくくなる足裏異常(浮足指)が増えている」ことはTV報道で知っていましたが、半数近くの児童がふらついている現実を目の当たりにするとこれはちょっとショックでした。

 「組体操」の大トリはもちろん「人間ピラミッド」。7段が完成すると父兄席からはどよめきのような大きな拍手と歓声が沸き起こりました。もしこの中に自分の子供や孫が参加していたら、きっとウルウルなんでしょうね。さてこの「組体操」では落下や圧迫骨折などの事故が増えているそうで、「人間ピラミッドは4段までと指導する」などとニュースの中で報道されていました。消えていくかもしれない運動会の風景。心配そうに見上げる先生方の姿が印象的だった、小学校の運動会観戦記でした。

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