5月から6月、山荘周辺は春から初夏へと目まぐるしく変化していきます。
連休明けの訪問をまず出迎えてくれたのがショウジョウバカマ。紅色の袴に例えられたその赤紫の花が終わる頃、山荘下の斜面に顔を出すのがワラビです。
30分もたたずこの収穫。毎日新芽(?)が伸びてくるので一人ではとても食べきれない。下山時にストーブの灰と一緒に持ち帰りましたら、娘もその友人たちも「これ何ですか?」。今の方たちは知らないんですね。「灰をまぶした上から熱湯をかけて落し蓋をし、数時間後に洗って食べる」と調理法を伝授。後日「美味しかった!」とメールが届きました。
ワラビと同じ頃、花をつけるのがスズランです。ここ数年鹿の食害で花壇は全滅の危機に瀕していましたが、2年前から設置している防護ネットの効果で今年は見事咲いてくれました。
スズランが終わる6月中旬、斜面を彩り始めるのがオレンジ色のレンゲツツジです。いつもこの頃関東甲信越地方は梅雨入りし、7月の(梅雨明けの?)ニッコウキスゲを待つことになります。