太陽の妻の話は初耳で、展示品を見ている内にまるで魔法にかけられたような変な気持ちになってきました。伊都国では”壁(へき)”より八咫の鏡とアマテラスを追いかけた方が良さそう。そろそろ帰らないと飛行機に間に合わないのですが、「車で10分ほどですよ」と言われたので平原(ひらばる)遺跡まで行って来ました。 |
出土品をほぼ実物大に陶板に焼いたという、陶壁画 |
工事現場の駐車場、風の広場で車を降りると周囲は、人家が迫る山側に石碑と陶壁画があるのみ。あとはなだらかな南斜面の野原が広がっています。ここで一際目立ったのは、
「平原弥生古墳にはオオヒルメノムチ(天照大御神)が埋葬されました」 と言う、実にリアルな看板でした。 |
“陶壁画の朝日”は、日の巫女が拝んだ日向峠方面のものでしょうか |
”ガラスの壁(へき)”を尋ね歩くうちに、何かに導かれるようにアマテラスのお墓に辿りついてしまった今回の旅。なるべく早い時期に、天孫降臨神話の可能性をも秘めたこの地を再訪したいものと、ただいま図書館で原田氏の本を借りて勉強中です。 |