8時間コース

 ミーティングの後でハイキングコースの説明会があり、4時間・8時間各コースのリーダーも決めました。もちろん私は『断崖と奇岩が連なる西海岸を踏破する難コース』、ユース風に言えば『愛とロマンの8時間コース』に参加します。翌朝6時にマイクロバスで桃岩荘を出た私達は、礼文島最北端のスコトン岬に向かいました。ここで身支度を整え、それぞれの目的地に向け出発です。
ハイキングコース案内図
ハイキングコース案内図
 30分ほど歩くと車道の傍らに、スコトン岬を見下ろすように「銭屋五兵衛貿易の地」の石碑が建っていました。説明文によると付近の地名”江戸屋”は、『露国との密貿易のかたわら営んでいたキンツバ焼きが、江戸仕込みだったことによる』そうです。

 金沢に銭五記念館がありましたが、彼がこの地でキンツバ焼きを売っていたなんて意外です。どんな味だったのか食べてみたいもの。どなたか再現しえ売り出しませんか?できたら、礼文島の新名物になりそうですね。


 礼文島には車道の横にも高山植物が咲いていて、花だけ見ていると自分が今どこにいるのか判らなくなってしまいます。写真を撮りたかったのですが「ゆっくりしていると夕方までにユースに戻れませんよ」とリーダーに言われ先を急ぐことにしました。
礼文島最北端スコトン岬
礼文島最北端スコトン岬を後にして
4時間コースも8時間コースもこの道を歩きます
 と、当初は8時間コースのつもりで歩き出したのですが、澄海(すかい)岬での休憩時にジュースを飲もうとして財布がないのに気づきました。アー何と言うこと。どうやら、穴あき貝を夢中で拾ったゴロタ浜に置き忘れてきたようです。これでは先に進むことができません。泣く泣く、今来たばかりの山道(アップダウンがキツイのです!)を引き返しました。

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