ここは、日本海に突き出した(当時、海はもっと迫っていた)標高90~150mの丘陵上に営まれていた、今から2000年~700年前の集落跡。住居群・倉庫群・墳墓群・工房跡に戦いに備えた防衛空間等など。機能分化されたムラ全てが発掘されるのは初めてのことで、これで弥生時代の村の全容がうかがえると期待されている場所です。 |
日本海に突き出した丘陵上に営まれていた、今から2000年~700年前の集落跡 |
開発から保存へ : ゴルフ場開発に伴い、1995年~1998年にかけて行われた発掘調査で、吉野ヶ里をしのぐ日本最大級の弥生時代の集落跡と判明。「開発か保存か」で議論が紛糾し、全国紙に「残す道を考えたい」と記事まで出された当遺跡。 多くの人々の努力と鳥取県の英断で、1999年4月に保存が決定。同12月には早々と国史跡に指定されたのは、考古学ファンならずとも喜ばしいことでした。
お断り : 以下、当サイト(妻木晩田遺跡のページ)の解説文は、”特別展 弥生の王国”、展示室でいただいた資料、などを参考に構成いたしました。 |