「玉作りと言うのだから、資料館に行けばヒスイの勾玉が見られる」、と楽しみにして来ましたのに、「無い?」。展示品を見回しても、それらしい物がないのです。受付で「玉 = 勾玉 = ヒスイ、と思っていましたが」違うのでしょうかと質問してみると、「玉とは装飾品全般を指す言葉」とのお答え。
また、玉加工技術を通して「時代(縄文と弥生)や地域(出雲と越の国)を超えた繋がりがある」と考えてましたが、どうやらこれも違うらしいのです。 |
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緑にこだわった古代人 : 「ここで加工されていたのは地元で取れる石材だけです。弥生人は緑の石が好きだったので、花仙山の碧玉をみつけてこの地に住み着いたのでしょう」。出雲製の玉が他の地域で見つかることはあっても、ヒスイ製品の出土はないのだとか。この地で管玉などを加工していた弥生人は、縄文の玉作り職人とは異なる文化集団だったようです。 |