銅鐸(どうたく) : 『弥生人が祈りの場で使った祭器で、内側に棒が下がり鳴るようになっている。音を立て神を招くための”かね”と考えられている。銅とスズの合金(青銅製)で、スズ分が少ないと金色になる』です。
「神を招く」「神の依代(よりしろ)」と言う記述を読むと、茅野の神長官守矢資料館に伝わる鉄鐸をつい連想してしまいました。両者はどことなく、似ていますよね。 |
復元された35号銅鐸 |
発見現場に立つのはここが始めてでしたが、稲作と関連があるとされる銅鐸が、人目をはばかるようにこんな山奥に埋められていたのは何故なのでしょう。
「どう使われ、どんな理由で埋められたのか」など謎が多い銅鐸ですが、この遺跡の発見でその謎が解明される日が近づいたかもしれません。この項目を調べていた2001年現在、全国350ヶ所の出土遺跡から銅鐸の発掘総数は470個でした。 |