二号館

 1号館の見学が終わると、「こちらです」と事業団のYさんが傘をさし掛けてくれました。収蔵品が多くなったので「増築した」2号館は、本館との間に路地を挟んでいるので、小さな陸橋を渡って行くようになっています。ここではまず「和鋼製作技術」ビデオ(全19分)を見ましょう。
等身大のマネキンが演じる"大鍛冶"の作業風景
等身大のマネキンが演じる”大鍛冶”の作業風景
 「鉄穴流し(6分)」、「たたら操業(6分)」、「大銅場(45秒)」、「小銅場(45秒)」、「鋼つくり(1分30秒)」、「大鍛冶(4分)」と順を追い、操業全体の流れを掴むことができます。貴重な「大鍛冶」の作業風景はここでしか見られません。必見です!

 「”たたら”は復活しましたが、”大鍛冶屋”は失われてしまいました。今一番”たたら”に必要とされているのは”大鍛冶”の技術なのです」と力説されたYさん。”たたら製鉄”を影で支えた伝統の技。この風景は、もう映像の中でしか見ることができないとは寂しいですね。

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