遠野、と言いますと「民話」と「カッパ」。駅から6.5km、車で10分ほど走ると「カッパ狛犬」のある常堅寺に着きます。写真右の「狛犬」が、「抱いて持ち帰りたい」ほどの大きさの常堅寺の狛犬。前日に雨でも降ったのか、参拝者が水を入れていくのか、頭の窪み(お皿)には水が溜まっていました。 | ||
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左は、インドネシアのボロブドゥールを守る「狛犬(ライオン)」なのですが、両者がどことなく似ているのでついご紹介したくなりました。本尊を守る番犬と言うより、えさでも差し出したら尻尾を振ってついてきそう。どこか愛嬌さえ感じる、その微笑ましさでは一歩も引かない両者でした。いかがですか?
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遠野のかっぱ淵 |
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境内を抜けると、裏手のカッパ淵に出ます。昼でも薄暗い木立の中を流れる小川は、異次元から流れてくるかのように清らかで、風も空気も他とは違って感じられます。ここならカッパが出てきても不思議はないですね。一昔前の日本では、「全国いたるところでこんな風景が見られたんだろうな」と、もう少し早く生まれてカッパに遭遇したかった。そんな気にさせられた場所でした。 |