「わだば日本のゴッホになる」と語っていた志功。各地に彼の作品を展示した美術館はありますが、故郷青森の記念館なら「志功の作品が年代順にみられるだろう」との期待を持って、薄暗くなった道を棟方志功記念館へと急ぎました。 | |||||||
棟方志功記念館 |
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驚いても オドロキきれない 喜んでも ヨロコビきれない 悲しんでも カナシミきれない 愛しても アイシきれない それが板画です 「板の声を聞き板の命を彫り起こす」ので、志功は自分の作品を「版」画ではなく「板画」と呼びました。 |
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オランダのゴッホ美術館は、彼の作品を年代別に展示。そこから画境の変化が読み取れ、なかなか味わいがありました。ところがここは「少ない作品をじっくり見ていって欲しい」という志功の遺志で、館内の展示品は30点ほど。木に顔をこすりつけるような独特な仕事中の姿、また中国の壁画に想を得たという「華狩頌」(心で花を狩る)なども見たかったのですが、残念。
故人の遺志に反してはいるでしょうが、「もっと作品を見たい!」と言うのが本音です。 |
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