下風呂温泉の民宿に荷物を置き、傾きかけた太陽を気にしながら佐井に向かって走り出しました。下北半島の突端、北海道の恵山も望める大間崎から先は、道路は338号線(通称:海峡ライン)と名称が変わります。気が急いているせいか、ここから佐井までがとても長く感じました。実際は宿を出てから40分ほどだったのでしょうが、だんだん心細くなった頃、遠くに立派な建物が見えてきて「ホッ」と胸をなでおろしたものです。 | |||||||
夕陽に映える、「津軽海峡文化館アルサス」 |
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海峡ラインを佐井から先へと向かうと、以前は「海からしか行かれない」と言われていた下北の秘境、仏ヶ浦へと達しますが、本日の目的地はここ、観光案内所・物産館・展望室などを備えた、複合文化センター「津軽海峡文化館アルサス」です。
博物館はこの建物の2階、エスカレーターを登った右手の1室にありました。4階にわたる各部屋に展示品が所狭し、と並んでいた稽古館とは異なり、「館」と言うより、展示「コーナー」と言った風情の、小さな博物館でした。 |
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