沖縄の本土復帰記念事業として行われた海洋博覧会から早40年。跡地は記念公園になっていて、ご存知美ら海水族館はその目玉施設です。今年は「40周年記念花火大会」があると知り行ってみることにしました。会場は水族館北のエメラルドビーチです。
チラシには「入場制限、先着2万人に整理券配布」とあったので早めに出かけたらまだ駐車場も開いていません。7時に開いたP-5駐車場に車を停めビーチ入口の整理券配布場所に行ったら、何と一番乗り。後で聞いたら昼頃でも整理券(リストバンド)はゲットでき、花火を見るだけなら整理券がなくとも入場制限外観覧場所で見学できるのだとか。ちなみに、水族館横のP-7立体駐車場は8時開場、エメラルドビーチに一番近いP-9立体駐車場は関係者中心だそうです。
日中はイルカショーや海洋館見学に時間を使い、ビーチに向かったのは6時過ぎ。すでに会場は席取りしている観客で溢れ「座る場所ないかも」と立ち見を覚悟した時、最前列近くに新聞紙1枚ほどの空間を見つけました。四方に確認したら、「どうぞ」とご自分たちの陣地を少し譲ってくれました。感謝のご挨拶をしてそこに陣取り、あとは8時の開演を待つだけです。
1時間前になりますと、スタッフの動きも慌ただしくなってきました。打ち上げ場所を背景に立つ、ヘルメット姿も凛々しいこの方たちは「花火師」でしょうか?
伊江島方面に太陽が沈むと、サンセットコンサート会場ステージの電飾も華やかになってきました。「あと10分」を告げるアナウンサーの声も、心なしか上ずっているようです。間もなく、「お待たせしました、秒読みの開始です」。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、「スタート!」。
最前列だったこともあり、大輪の花火は頭上に降ってくるようで怖いほど。生き物のように蛇行しながら上がっていく花火、迷走状態で拡散する花火、パチパチとはじけるような音が印象的な花火など、光と音のショーを堪能してきました。帰りの渋滞さえなければ来年も行きたいところですが、さあどうしましょう。
花火大会の様子は、「仕上がりが白っぽくて残念」と言っている友人の動画を拝借しました。確かに、肉眼で見た時はもう少しカラフルだったような気がします。尚この動画は、「最後の2分間」の部分だそうです。