2007年09月17日 : 小型船舶2級を取ってから早4年。先ごろ更新のお知らせが届き、どうせ更新料を払うなら、と1級へのステップアップコースを受講することにしました。でも、1級は海図の問題が出ると聞いたので、それがちょっと気がかりです。
2級と1級の違いですか?乗れる船の大きさは同じ(総トン数20トン未満、長さ24m未満)ですが、陸から離れられる距離が異なるのです。2級は5海里(約9キロ)までですが、1級はどこまでも(!)行けるんですって(但し、100海里を超える区域を航行する場合は一定の資格を持った機関長の乗船が必要)。ちなみに三浦半島の三崎港から伊豆大島までは11海里なので、2級では途中までしか行かれないことになります。 |
9月15日、都内某所で船舶試験を受けました |
講習では半日以上の時間をかけ、作図法など教えてもらいましたが、最初はコンパスと三角定規を上手く扱えず、模範解答の数値が出なくて焦りました。と言うわけで先週は、誤差が出ないように線をひけるようになるまで、繰り返し問題集と格闘。書いたり消したりを何十回も繰り返し、練習用の海図はもうヨレヨレです。
そして迎えた15日の試験日。奮闘努力の甲斐あって、海図問題はバッチリ。機関の問題で一つ判らなかったのがあったんですが、とにかく試験が終わってホッとしています。国家試験ってだけで、数日前から緊張してましたからね。 |
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試験場を出てもまだ脳が興奮状態だったので、そのまま「インカ・マヤ・アステカ展」を見に上野まで行って来ました。頭を鎮めるはずだったのに、館内は家族連れで大賑わい。展示品を鑑賞するのに人を掻き分けなければならず、人に囲まれているだけでもストレス。少しも気が休まりませんでした。それもそのはず。連休初日だったんですよね、15日は。 |
インカ・マヤ・アステカ展:上野の科学博物館 |
朱を基調とした中南米カラーの展示室内では、パレンケ、チチェン・イツァ、テオティワカンと、懐かしい地名が次々に出てきて、見学しているうちに心は10年前のメキシコへ飛んでいました。今回の目玉は「ヒスイの仮面」や等身大の「ワシの戦士像」や「ミクトランテクトリ神像(死神)」など。「太陽の運行を助けるため人の心臓を捧げる」と言う信仰は、現代人にはちと図りかねますが、その造形はどこか深い所で人の心を揺さぶり惹きつけます。
人が多かったことを除けば、まずは満足の特別展。持ち帰った図録を余韻に浸りながらめくるうち、面白い文章にぶつかりました。「マヤ人は金星の周期に合わせて戦を行う場合があり、それをスター・ウォーズと呼ぶ学者もいる」と言う解説です。フーン、あの有名な映画の題名もそれから取ったのでしょうか? 話は飛んでこの異常な残暑、まだ1週間は続くそうです。もう暑いのは沢山です。次回は秋の便りでもお届けしたいと思っていますが、この気象ではどうなりますことやら。秋風よ早く吹いて! |