2008年10月29日

2008年10月29日プノンペン発 : 今日は在位4年目を迎えたカンボジア国王、ノロドム・シハモニ殿下の誕生日で祝日です。ネットで確認しましたら4年前の今日、即位式が行われていました。お休みの会社が多いせいか、町の中がいつもより静かな気がします。今夜は独立記念塔の周辺で花火があげられるかもしれません。
10月29日はカンボジア国王の誕生日
在位4年目を迎えたノロドム・シハモニ殿下
10月29日はカンボジア国王の誕生日
在位4年目を迎えたノロドム・シハモニ殿下
 最近カンボジアの新聞をにぎわしているのが、タイ国境にある世界遺産「プレアビヒア寺院」に関してです。1962年に国際法廷がカンボジア領と認め、今年7月にユネスコが世界遺産に登録したばかりの遺跡ですが、今月に入ってタイとの間で小競り合いが続いていました。15日には「銃撃戦でカンボジア兵士2名が死亡」し、その後両国首脳が会談して事態の収集をはかっています。
世界遺産「プレアビヒア寺院」
世界遺産「プレアビヒア寺院」
 40年以上も前にカンボジア領と認められた遺跡が、今世界遺産に登録されたからと言って何故両国が争うことになるのか不思議でたまりませんでした。たまたま本屋さんでこの本を見つけ、中の写真を見て「なるほど」と納得しました。

 地形図を見ると、北部のタイ側から舌状の丘陵が延び、カンボジア側は断崖絶壁。その舌の先部分に11世紀に建立されたアンコール時代の寺院が建っているんです。カンボジア領とは言いながら進入路は、「なだらかなタイ側にしかない」と言うのも問題を複雑にさせているのかもしれません。世界遺産なら周辺の観光収入が見込まれますものね。一度は見てみたい遺跡ですが、さあこの問題、どう決着がつくのでしょう?


 プノンペンの建築ラッシュのお話は以前しましたがその中の一つ、ゴールデンタワー42のモデルルームが出来ていると聞き見学に行ってきました。内部は「ノー、カメラ」だったため、こちらは撮影OKだった入り口受付の写真です。
ゴールデンタワー42のモデルルーム
ゴールデンタワー42のモデルルーム
 このビルは韓国資本で、42階建てのビルのうち10階までは商業利用、居住区域はツインビルとなる11階から上となっていました。部屋のタイプは以下の5タイプで、平米あたりの価格は都内高層マンションの約半額と思ってください。

 A=232.22平米、
 B=259.03平米、
 C=265.96平米、
 D=(A+B)で461.24平米、
 E=(C+C)で511.26平米。

 一番狭い(?)Aタイプでも、3ベッドルームに3つのバストイレ、そしてメイド部屋が標準装備です。億ションと言われる日本の高級マンションでも、バストイレが一つしかない物件が多いですから、これは羨ましい限りです。それにしても、100ドル未満の月給で働いている人も多いこの国では、破格の住居と言えます。1年前と比べて町には高級車が増えていましたし、「貧富の差が益々開いている」と感じた見学会でした。

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