常呂町でトコロ遺跡への道を尋ねると逆に、「遺跡のどこに行きたいの?」と聞かれ返事に窮してしまいました。「展示館のある場所に」と聞きなおし、”トコロ遺跡の森”にやってきました。ここで初めてトコロ遺跡が、常呂川河口からサロマ湖まで、広範囲に点在する遺跡群の総称だと言う事を知りました。縄文時代から続縄文を経て擦文文化の時代まで、数千年の人々の暮らしが眠っているのだそうです。 | |||||||||||||
竪穴住居をイメージした、と言う”トコロ遺跡の館” |
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トコロ遺跡の森 : カシワ・ナラを主体とした広大な森林の中に、縄文文化(約4,000年前)、続縄文文化(約1,800年前)、擦文文化(約1,000年前)の住居跡が約138軒あります。立地は各文化により大きく異なり、擦文文化の住居は台地の西側の小沢の周辺に多く、続縄文文化は台地の北側、縄文文化は台地の北から東側にかけて広く分布しています。
一遺跡の中で各文化の住居立地が異なっているのは珍しく、平成2年に史跡として追加指定を受けました。 森の中には、擦文4棟、続縄文1棟、縄文1棟の復元住居の他、屋根のない露出住居も各1基建設しています。各文化により住居の形、内部構造が変化している点を留意してご覧下さい。 (案内による) |
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