北海道で寄りたかった場所の一つが、ここ白滝。「何故?」かと言いますと、ここは全国有数の黒曜石の産地だからです。「専門の資料館でもあるんではないか」と思って来て見ましたが、ガイドブックにも情報がないのでまずは役場に。出来たばかりの立派な庁舎に「この一角が資料館かしら?」と期待したのですが、違いました。郷土間に黒曜石コーナーがあるだけで、特別な博物館はなく、露頭の見学も「山奥なので無理」と言われ、勇んで来ただけにちょっと肩透かしを食った気持ちです。 |
白滝町郷土資料館 |
役場で教えられた資料館に行って見ますと、一昔前の公民館のような建物の小部屋に、黒曜石が並べられていました。訪れる人もあまりいないのでしょうか、手書きの解説もかなり古ぼけたもので、期待したような科学的解説や、本土との交易に関する記述がなくって残念。でも管理人さんは優しい人で、遠くから訪ねて来たと知ると、「ちょうど茹で上がった所だからおやつに」と、モロコシをいくつか持たせてくれました。 |