さあ、それでは中に入ってみましょうか。観察室は洞窟に食い込むように、凸形になっています。下の広くなっている部分が解説コーナーで、写真・図・年表などでフゴッペ洞窟を説明してあり、奥へ進むとガラス越しに、三方の岩面と対面できるようになっていました。でも・・・、全体に照明を落としてあるためか、線の細さからか、どこに彫刻があるのかさっぱりわかりません。
手前に置かれた図と見比べたり、解説コーナーに戻ったり、と何度か繰り返すうち、やっと刻み目が、形あるものとして認識できるようになってきました。岩盤上に翼を持つ人を見つけた時は、第一発見者のようにうれしかったで~す。(最初の山菜取りではただの草むらにしか見えないのに、ワラビの形を知ると次からはワラビの方から目に飛び込んできてくれる。そんな感じでしょうか。) |
角や翼がある人物と船と動物 |
解説には「200以上」。あるガイドブックには「600以上」と記された線刻画。とてもそこまでは判別・特定できませんが、配置図を参考に捜し出す楽しみはありました。そう「ウィリーをさがせ」のようにね。 |