いよいよ最後の訪問地、猪苗代湖の北畔にある野口英世記念館です。しばらくぶりで来て見ましたら、生家には巨大な屋根がかけられ、雨天でも傘なしで見学できるようになっていました。もちろん、幼い頃落ちて左手に大火傷をおった、と云うあの囲炉裏も健在です。隣接する記念館ではちょうど生誕120年特別展を開催しており、2階では今回が初公開という品々が展示されていました。 |
記念館チケット |
2階で等身大の博士(の写真)に迎えられましたが、驚いたのはその大きさ(小ささ)です。身長156センチの私が並んでも、「どっちもどっち」なのです。この小さな体で単身アメリカに渡り、「野口はいつ寝るのか?」と同僚に言わしめるほど、細菌の研究に打ち込み、請われて各国にも飛んでいたんですね。メキシコのユカタン半島の町、メリダに行った時に彼の銅像を見つけ「エッツ、こんな所にも来ていたんだ」と感激したことがありました。
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その情熱がとうとう、遥か遠いアフリカにまで彼を運んで行きました。黄熱病撲滅のために渡ったアフリカのガーナで、自らその病にたおれて逝った博士。その功績をたたえて、ガーナの首都アクラには野口英世研究所が、日本の援助で建てられています。
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