前半で目が点になったのが”石枕”。写真を含めと10点以上が並べられていて、形など比較して鑑賞することができます。写真の品、周囲にあけられた穴には棒が立てられ、副葬品が飾られていたのだとか。美しい装飾品や自分の好きな物達に、文字どおり「取り囲まれて」永遠の眠りについていたなんて、羨ましいですね。 | ||
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ある展示室で、和紙で作られた球体を見た時も、「何これ!?」って、一瞬足が止まりました。ラクビーボールのような形ですが、中央に引かれた線には”赤道”と書かれていて、説明文には、『沼尻墨僊(ぼくせん)作成”大輿地球儀:木版着色、木・竹・紙製”』とありました。フーン、これは地球儀だったんですか。ちょっと見には紙風船のように見えますが、折り畳みの仕組みは番傘の竹骨。だからこの地球儀の別名は、「傘式地球儀」なんだそうです。何とか立体的に地球を表現しようとした、先人の知恵が光ります。 |