1998年の「御柱祭」里曳きに参加してから、謎が多いこのお祭りに俄然興味が出てきました。資料を見ていましたら我山荘のある茅野市には、諏訪地方の古代の守護神「洩矢(もりや)の神」の流れをくむ守矢家の史料館があるではありませんか。これは好都合、と山に上がる前に寄ってみました。 |
茅野地方の民家をアレンジした、神長官守矢史料館 |
諏訪ICで降りて東京方面へ向かい、かつての茅野有料道路と反対方向に曲がってしばらく走ると左手に「村の鎮守様」という雰囲気の木立が見えてきます。門を入ると正面がミシャグチ様で、右手がこの地方の民家をアレンジしたという史料館になっていました。見ただけでも曰くありげで、もうワクワクしてきてしまいます。
館内に入ると、白ウサギの串刺しや鹿の頭の剥製がまず目に飛び込んできます。ちょっとひるんでいると係りの方が「大和勢力に敗れた出雲の建御名方命(たけみなかたのみこと)が」と解説を始めました。開口一番”建御名方命”の名が出てきたこの話「彼が諏訪に侵入してきた時、洩矢(もりや)の神を長とするこの地の人々は・・・」と続きます。 |