資料展示室で予備知識を得、実際に整備途中の遺跡に出てみましょう。左へ歩くと妻木山地区の住居跡、右の道をとると、例の四隅突出型墳丘墓が並ぶ洞ノ原墳墓群に出ます。この墳墓群、1,000平方メートルの範囲に大小25基の墳墓が見つかっていて、一辺が1~2mの小さな墳丘墓は、王位を継承するはずだった幼児の墓と考えられるそうです。 |
洞ノ原墳墓群 : 1,000平方メートルの範囲に大小25基の墳墓が見つかった |
突出した部分は「墳丘に上がるための通路」らしいのですが、今まで見たことがない形です。どんな文化を背負った部族が、この古墳を作ったのでしょう。古墳の形の変遷を追うと、勢力の行き来が見えてきそうですね。
この道をたどると視界が開け、日本海を見下ろす防衛エリア、環濠砦に出ます。 |