”金屋子(かなやご)さん”と呼ばれ親しまれている製鉄神を通して、「地域の歴史と生活の移り変わりを知ろう」がテーマの神話民俗館。圧巻は、第2室に展示された8mもの大絵巻”金屋子神社縁起屏風”でしょう。門脇画伯の郷愁を刺激する独特の筆遣いは、伝承の世界を表現するのにピッタリで、人をグイッと昔々の日本へと誘ってくれます。
絵巻と各種のジオラマで、製鉄(たたら)に関する神話・伝承の世界が繰り広げられる館内は、神話の背景と筋立て・鉄つくりを取り巻く「職業のまつり」・世界の国々の製鉄や鍛冶の神話・映像ライブラリーと、5つの展示室に分かれています。 |
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製鉄(たたら)に関する神話・伝承の世界が繰り広げられる館内 |
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比較文化論が好きですので、ギリシア神話の鍛冶神ヘファイストスや、アフリカの雷神、北朝鮮の古墳壁画などを紹介した「製鉄・鍛冶神話の系譜」ビデオが一番楽しめました。
見学を終えると、「コーヒーでもどうぞ」と受け付けから声がかかりました。ロビーの大テーブルにはお茶菓子まで出されていて、とっても感激。それにここの製鉄資料(パンフレットやロビーに並ぶ”持ち帰り自由”のコピー類)、「鉄の道」をまとめるのにとっても役に立ったのです。ありがとうございました! |
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