展示室中央には、実物大の”たたら炉”の切断面モデルが鎮座し、何層にもなっている(地上部の3倍はある)地下構造を降りていって自分の目で確かめられるようになっています。炉の構造を知るには有り難い展示なのですが、”たたら”の何たるかも知らず行ったので、「巨大な模型だな」と思うだけで、何故これほどの展示が必要なのか良くわからない始末。 |
実際に使われていた材料で作られた、”たたら炉”切断面模型 |
良質の玉鋼を得るには”たたら製鉄”が、そのためには良い”たたら炉”が、その”炉”を築くには、偏執狂的(ごめんなさい)作業の繰り返しによる地下構造が不可欠。
と理解できたのは後日。吉田村の鉄の歴史博物館で操業記録ビデオ「踏鞴(たたら」を見た時、そして安来の和鋼博物館で、「たたらの床つくり」の連続模型に接した時でした。たたら製鉄への理解を深めるには、最初に吉田村か安来に行った方が良さそうです。 |