真紅の花芯のような、打ち上げ花火のように華麗な、噴火の写真が人目を引くエントランス。火山の成り立ち・火山エネルギーの利用・火山の岩石・阿蘇の動植物・・・等など。火山一色の館内展示を見て歩く内にこれが、「噴出されたマグマが、放物線を描いて落下する”ストロンボリ現象”」だとわかるようになっています。噴火シーンを映像で紹介する、”世界の火山・日本の火山”コーナーでは、ハワイのキラウェア火山の噴火から昭和新山まで楽しませてもらいました。 |
噴出されたマグマが、放物線を描いて落下する”ストロンボリ現象” |
呼び物は、展望台まで行かなくとも火口内部の観察が可能、という「火口内ワイドスクリーン」。火口壁に設置された2台のカメラを自分で遠隔操作し、火口内の様子を眼前の大スクリーンで見ることが出来るのです。この日は曇天でしたが火口付近は霧もなく、眼前の画面は火口底の”湯だまり”映し出していました。
圧巻は超広角マルチスクリーン(4mx30m)、決死の空撮「阿蘇の四季」。なのでしょうが、臨場感を強調するため「カメラを振っているのでは?」と勘ぐりたくなるほど視点が揺れる。画面に集中しすぎたせいか、だんだん車酔い状態になってきました。「酔い止め薬必携(?)」の、迫力ある映像だったことは確かです。 |