ナポレオン三世

 王宮の中心的な建物、巨大な即位殿は塔の上にバイヨン風の仏頭を戴き、ここが特別な領域であることを周囲に主張しているようです。

 中庭を挟んで即位殿と向き合うように建てられているのが「ナポレオン三世の館」。三世の夫人からの贈答品、と言う建物の外観は、お菓子細工のように可愛らしい。 

きらびやかな王族の衣装
華やかな王族の衣装
 内部は資料館になっていて、王族の歴史や写真、彼らが着用した衣装などが並べられています。 2階のベランダから、装飾アーチ越しに眺める即位殿やお隣のシルバーパゴダ、エキゾチックで絵になりますよ。

 ところがこの館、2004年暮れに行って見ましたら「老朽化のため入館禁止」になっていまして、内部の展示品は別の建物に移されていました。かなり傷んでいるので仕方がないのですが、カンボジアの国王は金持なんですから、直せば良いのにね。

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