一度外に出まして、今度は王宮の北隣にある国立博物館に向かいます。遠くからでもパッと目に飛び込んでくる、赤い建物は優美で印象的。以前はチケット売り場に近づくと、ワッと物乞いさん達に取り囲まれ、ちょっと興ざめしたものでしたが、最近はその辺も解消され一国の博物館としての体面も整ってきたようです。 |
4つの池を擁した博物館中庭 |
ここにはクメール芸術の粋が集められています。彼らがどんな世界観を持ち、何を崇拝しどう祀ったか、アンコール遺跡群を訪問予定の方、既に見学された方共々、こちらもお忘れなく。横たわるビシュヌ神の胸像、現地にはレプリカが置かれている”ライ王”像の本物、そしてジャヤヴァルマン7世の坐像。この3つだけでも、見に来る価値はあると思いますよ。 |