博物館見学後は路線バスを利用して、2004年に世界遺産に登録された「福陵」に行きました。ここは清朝の開祖ヌルハチが眠るお墓で、市の東郊外にあるため東陵とも呼ばれ、東陵公園として一般に開放されています。買った地図を見ると、2006年花の万博の開催地はこの少し先のようです。 |
清朝を開いたヌルハチと、奥さんの孝慈高皇后が眠る福陵 |
ヌルハチ(1559−1626年):『16世紀末、いくつかの部族に分かれて抗争を繰り返していた女直(女真)族を統合してマンジュ国を称し、1616年にはほぼ満州全土を支配下におさめてハーンの位についた。国号を金(完顔阿骨打の金と区別するため後金と呼ぶ)とし、民族名を女真から満州族に改め、満州文字を制定、国の基礎を築いた。1621年瀋陽遷都、1626年戦傷がもとになり死去。福陵に葬られる。』
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正紅門をくぐると、両サイドに石像がならぶ神道がすっと北に延びています。ここから「一百単八鐙」と書かれた108段の石段を登り、碑文を収めた大碑楼までは緑濃い公園部分。その後ろ、隆恩門から先がぐるりと塀に囲まれた陵墓部分になります。 |
最奥にある宝頂を巡ると(クリックしてね) 花が咲き、鳥や蝶が遊ぶ気持ちの良いお墓でした |
拝殿の奥は厚い壁を抜けるトンネルになっていて、正面の装飾壁の向こうには宝頂と呼ばれるお墓が見えています。ここは歩いて一周できるよう歩道が設けられていました。周囲は木々が間近まで伸び、宝頂の上には季節の花々。蝶や鳥が飛んできて、御陵にいると言うよりハイキングでもしているよう。本当に爽やかな場所でした。 |