北京に戻ってきてからの楽しみは、京劇・寄席にお買い物。オペラの好きな知人は「北京は何度も来ているから」と、私が故宮を見学している間にチケットを買いに行ってくれました。京劇を生で見るのは初めてです。さあどんな舞台でしょう。 | ||
梨園劇場の貴賓席(VIP)チケット |
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京劇:『清代に始まった演劇で200年ほどの歴史があり、歴代皇帝の庇護を受け、洗練・熟成された。主要な演目として、「三国志演義」「西遊記」「水滸伝」「白蛇伝」「覇王別姫」などがある。』
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梨園劇場は市街地の南端、地図上では天壇の西側に位置する前門建国飯店の中にありました。劇場の中は、通路の左手舞台寄りテーブル席があり、通路の右手舞台から遠い方に椅子席が並んでいます。案内されたのは、2列づつ卓が並んだテーブル席の3段目、VIP席ってテーブル席のことだったんですね。 | ||
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テーブルに並んでいるのは、果物・パイ・煎餅(の様なもの)・乾燥果物の砂糖漬けなどなどのお茶菓子。席に着くと、長い注ぎ口のついたヤカンを持ったボーイさんがさっと近づいてきて、このパフォーマンスでお茶を入れてくれました。 | ||
舞台との距離はこんな感じ |
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本日の演目は、 「秋江」:恋人を追って秋江を渡る尼僧と船頭のやり取り。 「天女散花」:天女が花の雨を降らせる舞踊。そして 「虹橋贈玉」:人間の男性と夫婦になった女神が彼に贈った宝玉により、2人の仲を裂こうとする神々の軍団に勝ち幸せに暮らしました。と言う神話ストーリー。の3本です。 前知識なくて大丈夫かしら?と思いましたが、舞台の左右の壁には電光掲示板があり、要所要所で内容を教えてくれるので、場内の笑いにほぼついていけました。役者が決めのポーズを取ると大向こうから声がかかったりして、まるで歌舞伎の舞台のようで楽しめました。 |