温泉も湧くというラチェからは山道に入り、車の振動だけでもかなり体力を消耗しました。軽い高山病も加わっていたのか、峠に着いてもすぐには動けない。この右手の丘に登ればヒマラヤ山脈が一望できるそうですが、その意欲も体力もなくこの写真を撮るのがやっと、でした。今となってはちょっと残念。
今夜の宿はニューティンリー(新定日、標高4280m)の定日珠峰賓館。砂埃よけのためか、わずかしか開いていないドアから中に入ると、薄暗く殺風景で陰気くさいロビー。部屋までの長い廊下に敷いてあるカーペットも波打ち状態で、歩いていると車酔いが復活したようで気分が悪いのです。私にとっては最悪のホテルでしたが、後から考えると高山病のせいもあったかもしれません。 |