貸衣装

 ポタラ宮中央部、紅宮の屋上へ上がるのも別料金が必要でこちらは10元。狭い階段を登って外に出ると、金色の輝きが目に飛び込んできました。薄暗い迷路のような宮殿内をさ迷ってきた目には、青空にそびえる金色の屋根はまぶしいほどです。

 その光の中、民族衣装を着た女性達がカメラに向かってポーズをとっていたので、最初「撮影会かしら?」と、思わずカメラを構えてしまいました。

恥ずかしながらこれが、その時の証拠写真
恥ずかしながらこれが、その時の証拠写真
 でもこれは貸衣装。そのうちメンバーの一人が「あなたも着てみたら?」。残り自由時間がたった5分とあって一瞬迷ったのですが、チベットの服に興味もあったので借りることにしました。

 ズラリと並んだ衣装の中から紫の服を指差すと、あっという間にブラウス・ジャンパースカート・ベルトと着せ付けられ、首飾りと帽子を身に付けて、さあ一丁出来上がり。借り賃は5元(約70円)でした。

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