咸陽博物館

 午前8時、集合場所に行ってみると各方面に向うマイクロバスが何台も止まっています。バスに乗り込み最初にしたのは、ガイド嬢に「中国語がわかりませんので、集合時間は紙に書いて教えて下さい」と筆談で伝えること。本日の参加者の中で、外国人はどうやら私一人なので、これはとっても大事なことなのです。その次に人の良さそうな中年ご夫婦の隣に席を取り、やっと出発準備ができました。

 西門を出ると分離帯の緑地に大きなラクダのモニュメントが見えました。「アーここはシルクロードへの入り口だった」と再確認。フリーだったら写真を撮りに降りたいところでしたが、ツァーバスなのでそうもいかずここは諦めました。そこから30分も走ったでしょうか、バスは狭い路地に入って行きやがて停まりました。どうやら最初の訪問地、咸陽に着いたようです。

咸陽博物館の陽明門のような豪華な装飾門
咸陽博物館の陽明門のような豪華な装飾門
 秦の始皇帝が、『この地を拠点として中国最初の統一王朝を築いた』と言うのですから、正真正銘の古都咸陽。陽明門のような豪華な装飾門をくぐると、敷地内には大小様々な建物(展示室)が点在し、中は秦代と漢代の展示品でギッシリ。

 説明文が読めないので、ただ見て歩くだけでしたが、印象に残っているのは前漢時代の「兵馬傭」です。身長が数十センチと小さいので、始皇帝の兵馬傭とは比べられませんが、ガラスケースの中にぎっしりと立ち並んだ姿は、それなりの迫力がありました。

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