扶余

 2008年1月9日昼過ぎ、ソウルの金浦空港に降り立ちました。韓国の新幹線KTXを利用すれば、夕方までに木浦に到着できると考えていたのですが、韓国観光局への事前問い合わせで「木浦行きは本数が少なく無理」と判りました。

 ソウルに泊まる気がなかったので、「適当な所はないかしら」と中部地方で探しました。地図で調べていて目に飛び込んできたのが、なんとも懐かしい”扶余”と言う文字。古代の日本とも親しかった、百済の古都です。ソウルから高速バスに乗れば2時間半ほどで着くと聞き、初日はこの地に決めました。

四方を天然の要害に守られ
白馬江に抱かれた、百済の最後の都「扶余」
四方を天然の要害に守られ
白馬江に抱かれた、百済の最後の都「扶余」
 ソウルの南バスセンターから扶余までは1日40便ほどあり、料金は12,200ウォン(2008年1月現在のレートは100円≒846ウォンですから1,450円ほど)。高速道をひた走ったバスは、予定通り2時間半で扶余の中心にあるバスセンターに着きました。

 地図を見ると市街地の北側は扶蘇山が守り、その向こうを白馬江が、町を抱くように大きく蛇行して流れています。中心街と言っても車の通りは少なく、道を尋ねたお店の人の対応も穏やかで、静かな地方の町でした。

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